公設民営型酒蔵とは

美味しい水と米があれば、美味しい日本酒も、と多くの人が思う中、残念ながら東川町には「地酒」がありませんでした。かねてから「東川町らしい日本酒」を作りたいと切望していたものの、いかんせん酒造りのノウハウがない。そこで2019年、ついに「公設民営型」という全国的にも珍しい形態での公募に踏み切り、そこへ名乗りをあげたのが三千櫻酒造でした。

「公設民営型」とは、酒蔵としてのハードの部分は「公」である町が用意する。酒造りや蔵の運営などソフトの部分は、酒造りのプロである民間の酒蔵に一任する。そんなWin-Winの関係です。

北の大地に酒造りの可能性を見出した老舗の酒蔵と、「東川町らしい酒を造りたい」と熱い想いを抱いた北海道東川町の出会いは、運命の糸が引き寄せた奇跡なのかもしれません。

東川町という町

北海道上川郡東川町は、北海道のほぼ中央に位置し、旭岳を筆頭とする大雪山連邦の雄大で美しい景色が広がります。人口は約8,300人ほどですが、今もゆるやかに人口が増えており、赤ちゃんや子供たちが多い元気のある町です。

東川町が目指すまちづくりのキーワードは「適疎(てきそ)」。密過ぎても過疎でも、人は生きにくくなるものです。「適当な疎がある」からこそ、人として本来の居場所を持つことができる。そんな考えのもと、東川町は自然との共存をとても大切にしています。

ゆっくりと長い年月をかけて蓄えられた大雪山の雪解け水を地下から汲み上げており、各家庭の水道の蛇口をひねれば、この天然の地下水が惜しげもなく出てきます。この水の豊かさに加え、気候や土壌に恵まれた東川町は、北海道屈指の米どころでもあり、ブランド米「東川米」の育成にも力を入れています。

また、文化事業にも積極的に取り組み、1985年に「写真の町宣言」を、2014年には「写真文化首都宣言」を発表。「写真甲子園」をはじめ、写真を通しての国際交流も定期的に行い、海外からの留学生も多数受け入れています。

モノ・コト・ヒト、すべてにおいて本物志向な東川町。実に自由でユニークな町なのです。

東川町ウェブサイト
https://town.higashikawa.hokkaido.jp